先日、とある会社の部長さんと会食する機会があったのですが、、
部長「河野さん山登らないんですか?」
私「すいません。。登らないっす。」
部長「山登りは良いですよ〜。人生に必要な要素がふんだんに詰まっていますよ。」
私「えっ?山登りに人生の要素?」
部長「僕、新人さんが入ってくると、山登りに誘うんですよ。」
私「へぇ〜」
部長「山登りっていっても、ピクニックじゃないですよ。登山ですよ。」
私「頂上で飲むコーヒーが格別!とか、、インスタントラーメンが激美味!とかという話は聞いたことありますわ。」
部長「(コレだから素人は…)いや、、まぁ美味しいんですけどすね。」
部長「登山で楽しいのは、やっぱり”登る”という行為なんですよ。ゴールが見えないけれど、ひたすらモクモクと一歩ずつ上っていく。コレが楽しいんですよ。」
私「なるほど、、ゴールが見えないのに進んでいく、、人生に近いかもしれないですね。」
部長「で、なんで私は新人を山に誘うかというと、、山登りは仕事と同じなんですよ。
登る・ゴールするまでの準備から始まって、険しい山道を上っていって、
頂上についた時は、ヘトヘトでも、そこから見える景色は最高の感動なんですよ。
で、新人達と山に行く前に、いつも言うんですが、、
山なめてたら死ぬよ。
って。一歩踏み間違えると死ぬことだって十分にありえる道も通っていかないといけないんですよ。
で、
死にたくなかったら準備を怠るな。
って。
ね。仕事と同じでしょ?
準備を怠ったら死ぬんですよ!
」
私「いや、、仕事で死ぬことは、、
でもまぁ、、たしかに落ちたら死ぬかもしれないんですもんね。山登り…私が思っていたより奥が深そうですね。。」
部長「メチャメチャ奥が深いですよ。
で、新人たちと一緒に頂上まで登ると、それはそれは、感動してくれるんですよ。
感動して泣く子もいました。
「頑張ったかいがあった〜」って感動がひしひしと伝わってきます。
でも、僕は頂上に3分ぐらいいたら
降りるぞ!
っていうんですよ。まだ新人君たちは感動に打ちひしがれてるのにwwww」
私「お、、鬼ですね。。」
部長「僕は”登る”っていう行為が好きなんですよ。頂上が好きなんじゃなくて。
ぶっちゃけ頂上の景色を見たかったら、ヘリで行けばいいじゃないですか。
ネットで写真見てればいいじゃないですか。
険しい山道を自分と対話しながら上っていく。これが登山の醍醐味ですね。」
私「確かに、、精神的にも強くなりそうですね。」
部長「で、次はもっと高い山へ挑戦する。コレの繰り返しですね。
仕事もそうじゃないですか。
一つの仕事で満足されちゃ困るんですよ。
次のもっと大きい仕事にチャレンジしていってもらわないと!」
私「たしかに、、すばらしい新人教育かもしれませんね。」
部長「仕事でもそうですけど、プライベートでもそうじゃないですか。
夫婦関係や子育て、友人関係も。
人間関係なんて、上手く行かないことだらけですよ。
でも、ガタガタの道でも頑張って進んでいくしかないじゃないですか。
すべてに通じますよ。山登りは。」
私「なるほど、、部長の仕事に対するストイックさは、山登りからきてるんですね。」
部長「みんなに言ってるんですけど、オレは”モンブラン”に登るって言ってまわってるんですよ。
かれこれ5年ほど言ってるかもしれませんwwww
みんなに言うことで、自分にプレッシャーを掛けてるっていうのもありますし、
登ってやろう!っていう目標があるっていうのも大事じゃないですか。
モンブランこそ、、
死にますよ。
もぉ何人も殺してますからね。
死なないための準備、その時までの体調管理なんかも含め、もぉワクワクしますね。
こうやって、河野さんにも「モンブラン登る」って言っちゃったから、
登らないと!
ってまた思いますしね。」
私「頂上からの写真期待してます!
私は、、いま足が悪いので、、趣味候補に上げておきますわ。登山!」
部長「足が治ったら、是非一緒に行きましょう!下山早いですけどwwww」
たしかに、、仕事ができる人で山登り趣味の人が多い気がしてきました。。
なるほど、、美味しいコーヒー飲みにのぼってるんじゃないんですね。
実際に聞くのとやるのじゃ大違いなんでしょうが、、
私もチャレンジしてみたいです!
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