ある社長さんと飲みに行ったときの会話
私「スタッフの方、優秀な方多いですよね?どんな面接してるんですか?求人はどこに出してるんですか?」(※おべんちゃらじゃなくて本心の質問です。)
社長さん「いや、、求人はハローワークだけだよ。
でも私が面接してるんじゃないんだよ。私が面接するとみんないい人に見えちゃうから、向いてないんだ。
だから、面接は○○さんにしてもらってるんだ。河野さんに褒められたって言っとくよー」
私「そ、そうなんですか!いや、本当にスタッフの方みんな意識が高いなぁ。って」
社長さん「・・会社設立時に一緒に立ち上げたメンバーが居るんだけど、、この人が金の亡者でね。お客さんをお金としか思っていないような人で、、
『お客さんにサービスを提供し、満足してもらって、対価をいただく。』という私の会社設立時の信念と合わなくて、、結局分かれることになったことがあったから、
一緒に働く人は大事だなぁって思うようになったんだよー。だから外部の人にそう言ってもらえると嬉しいわー」
私「・・・私が金の亡者に見えたら、いつでも切ってください!」
社長さん「(笑)」
これだけ気持ちのいい理想を語り、成功している社長さま
(福井ではかなり有名な方かと)。
尊敬します。憧れます。
こういった話を聞けたせいもあって、
最近、ようやく正常な経営者の方が日の目を見るようになっている気がします。
(アベノミクス効果!?
・・・というよりも副作用かな。生活環境・労働環境の変化による働く人の考え方の変化の影響だと思いますが、、)
「お客様は神様だ」の大義名分のもとの、、社員の扱いが酷いブラック企業や、
異常なまでの「売上至上主義」での相次ぐ社員の離職による人員不足での衰退など、
労働者に対して、悪しき企業が落ち込んでいっている一方で、
上記の社長様のような「お金は後からついてくる。まずは提供するサービスの品質だ!」といった
『真っ当なビジネスを行う企業』
そして
『社内がフラット(いい意味で上下関係がゆるい)な企業』
の活躍が目につくようになってきた気がします。
個人的に、
「金儲け」をアピールしてくる話しは、あまり信用できなく、
「こうすれば、、ユーザーの役に立つんじゃね?」とお金は2の次に考える方とお付き合いするようにしています。
ビジネスアイデアって、そもそもそういうものだと。
(サラリーマン時代から考えても、、「金勘定」をアピールする事業は、、上手くいった試しがないですわ。。)
株式会社なので、売上を求めることは当然のことなのですが、
終身雇用の神話が崩れた現代で、
「企業は人なり」
を維持していくには、、
「まっとうな信念を持ち、それを踏み外さない経営陣とスタッフで構成されている。」という
理想かつ王道の成功法でビジネス展開できる企業にならないといけないな。
と考えさせられた次第です。
働く人にとっても、経営者にとっても、、いい時代になりますように。。
コメントを残す