世界に名を轟かす有名企業のブランディングについて、独断と偏見で分析してみたので、メモ書きとして。
価格勝負やスペック勝負ではなく、何らかの付加価値を創造してブランディングしているという点が非常に勉強になります。
1.主に夢を売る会社
●Apple(アップル)
●NIKE(ナイキ)
●BMW
CMを見ていただくとわかりやすいかと。
●AppleのCM
、、、感動のラスト。
動画を簡単に撮影して、すぐに編集できるんだぜ!
なんて機能面を謳ったCMではありません。感動を売っちゃってます。
iPhoneがあれば、こんな感動をオレでも生めるのでは!?と、シャイな若者が感じてしまうようなCMです。
●NIKEのCM
プロアスリートが出演するCMイメージが強いですが、、
こちらも、
軽くて、足にフィットしてすごく履きやすいんだぜ!
なんて機能面を謳ったCMではありません。
NIKEのシューズを履くと、こんな風にプロアスリートのようなことができるんじゃないか?
と、そのスポーツをやっている人に思わせるようなCMです。
●BMWのCM
燃費がどうとか、安全性がどうとかといったCMでなく、
ただ単に、、cool。そしてクレバーさも感じさせる演出。
クールで大人な男性の心に残るCMです。
まとめ
一歩間違えば、なんのCM?と思う方のほうが多い戦略ですが、、
ターゲットを明確にしている点が特徴です。
後追いのサム◯ンなんかは、イメージだけ模倣して、ターゲティングされていない。
パソコン・スマホ、シューズ、自動車の強豪競合ひしめく市場で、一歩前を行く企業の取る戦略は、
響く人に響けばいい。という万人受けを狙っていない点がブランディングの秘訣。と分析。
次に、
2.主に空間を売る会社
●スターバックス
●ディズニーランド
●ザ・リッツ・カールトン(行ったこと無いけど)
個人的に、もっとも難しいブランディングだと思います。
だからこそ、、ブランディング出来てしまうと、
もぉほとんどその市場で一人勝ち状態になってしまいます。
異国に来たような非日常という視点での空間づくりに、人は魅了されるのではないかと。
そして、もっとも凄いのが、
接客・応対するスタッフの気配り・おもてなしスキルの高さが問われる。
これは通常の企業では、、どうしようもないことですが、ここは人事の人を見るチカラでしょうか。
教育だけでなんとかなるレベルではない、レベルの高さです。
嘘か本当か都市伝説かは知りませんが、
リッツ・カールトンでは、
面接会場までの間にゴミを落としておいて、気づいて拾った人だけが面接の対象になるとか。。ならないとか。。
根っから人がいい人・おもてなしに向上心のある人だけを採用する徹底ぶり。
まとめ
空間づくりだけ真似しても、決して追いつけない。
こういった人を財産化してブランディングしている企業は息が長いはず。。
働く人・スタッフの思いやり・気付き・おもてなしのレベルの高さが成功の秘訣。と分析。
最後に、
3.主に生活シーンを売る会社
●GAP
●コカコーラ
●ダイソン
こちらもCMを
●GAPのCM
カラーバリエーション何色!動きやすいぜ!
なんて一言も発していません。
美しさを表現しているだけです。
「美しい女性」といった生活シーンに訴えかけるものがあります。
●コカコーラのCM
美味しい!爽やか!
なんて一言も発していません。
コカコーラがあれば、みんなハッピーになる!といった生活シーンのアイテムとして訴求しています。
●ダイソンのCM
今回紹介した企業で、唯一スペックを全面に押し出した戦略をとっています。
これはスペックで他社よりも圧倒的に優れている自信の表れでしょうか。。
確かに、サイクロン式掃除機や羽のない扇風機といった、世の中になかった従来品と異なる仕組みの製品で、研究機関の情報を裏付けとした、王道のブランディング手法です。
まとめ
これがあれば、生活シーンは変わる!
と思わせる視点でのブランディング。
ユーザーの想像に訴えかけているのが特徴です。
まとめのまとめ
1.主に夢を売る会社 ・・・ターゲットを明確にする
2.主に空間を売る会社 ・・・非日常な空間と、働くスタッフがキモ
3.主に生活シーンを売る会社 ・・・生活者の想像に訴えかける
で分類・分析してみました。
1と3はかなりニアですが。。皆様の提案のお役に立てば。
・・
いつも知りたいんだけど、、
有名になる前のプロモーションやブランディングの方法を知りたいよね。。
起業当初から、一貫してるんだろうか。。
知ってる方いましたら、是非教えてください。
***追記***
↓こんなことも書いてみました。
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