【独断】デジタル社会に密かに求められる能力…文章力【偏見】
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【独断】デジタル社会に密かに求められる能力…文章力【偏見】

更新日:2017年06月09日

ドラマ「99.9 -刑事専門弁護士」の続編が決定したというネットニュースを読んだのですが、

出演者コメントの「香川照之」さんのコメントに勝手に感銘を受けました。

 

↓そのコメント

熱かったあの撮影がもう帰ってくるのか、と喜びを禁じ得ません。キャラクターをつかんだ以降の我々俳優陣の、脚本を超越したセリフの早いパス回しと、木村監督の圧倒的に下らない至高のアイディアが絡み合い、それはまるで、身勝手なストライカーが集まる奇跡の南米のサッカーチームのようでした。今から腕が鳴ります。

 

 

なに…

この素晴らしく、美しく、おもしろい文章。。

かしこまった言い回しの中に、個性的な表現力で、現場の楽しい雰囲気を伝え、監督・俳優陣の能力の高さ・魅力を訴求し、視聴者への期待感を煽る文章内容。

これをたった数行の短い文章で伝える語彙力とセンスと文章構成。

 

さすが、香川照之さん。。

東大卒で歌舞伎役者、そして主役食いの人気俳優として、日本語の使い方はプロフェッショナル!

と、感銘を受け、ますます好きになりました。

 

 


 

芸能人もTwitterやブログをバンバンやる昨今、不用意な書き込みで、炎上も後を絶ちませんが、それもこれも、、

文章力不足

ではないかと、、個人的な偏見で分析しています。

 

もちろん、「内容が炎上しているので、文章力という問題ではない」と思われるかもしれませんが、

そもそも、文章自体、読み手側に伝わるように考えて書くものなので、

読み手側の立場で想像して、内容・文章を構成できていない時点で、文章力が不足しているのではないかと個人的に思っております。

 

 

もちろん私も含めた一般人も例外ではなく、

 

プライベートでは、

LINE、facebook、twitter、ショートメール…

 

ビジネスでは、

メール、報告書、企画書、ホームページ…

 

の、いずれかをやらない日はありません。

 

 

これらが日常化した現代のデジタル社会において、認識しておかなければならないことは、、

デジタル文章は残る!

 

ということです。

手書きのメモやノートなんかは燃やしてしまえば、証拠隠滅ですが、

デジタル化は送り主、送り先、(場合によっては経由したサーバーにも)データが残ってしまいます。

 

実際、

ニュースに出た加害者や被害者の方のtwitter、facebookの特定、LINEのハードコピーが流出といった、デジタル社会ならではのグレイなプライバシー侵害がネットを賑わしています。

 

その人がどんな人なのか。ということが写真や文章・内容で、全く知らない人から判断されてしまいます。

 

が、、

プライベートでかしこまった文章を書いていても、鬱陶しいやつになってしまうだけなので、

常識の範囲内での内容に留めると同時に、

このようなメディアにさらされる事件に巻き込まれないような、人生を歩まなければ。と思う次第です。

 

 

一方で、やっかいなのは、ビジネスにおけるメール。

文章が残るという利点を使って、

お客さんによっては、

「電話ではなく、メールで送って。」

今話した内容を箇条書きでもいいからメールで送っておいて。

この書類のデータ、メールしておいて。

なんて言われる方もいらっしゃいます。

 

「言った言わない。」をなくすツールとしての役割も担っています。

 

と、上記のようなことを体験してきた私は、社会人4〜5年ぐらいまでは、

取引先の方や仕入先の方へ、メールを作るのに30分超の時間がかかっていました。

メールを送るのが苦痛でした。。ニホンゴムズカシイ…

何度も読み直し、

・読み手(相手)に不快な感じを与えないか。

・内容は伝わっているか。

・読みやすいか。

 

を入念にチェックして送っていました。

第3者に読んでもらったこともありました。

 

逆に送られてくるメールでこの言い回しいいな。

と思った言い回しは真似したりしていました。

 

▼今でも真似している言い回し。

例1:

・・・していだけますよう、よろしくお願い申し上げます。

宜しくお願い致します。

 

例2:

○○より、

「(客先上司の軽い口頭文)」

とのことでして、、

お手数おかけしますが、ご対応いただけますよう宜しくお願い致します。

 

例3:

添付致しますので、ご確認くださいませ。

 

 

正しい日本語ではないものもありますが、、

メールをもらった時に誠意が伝わる文章という意味で真似しています。

(少なくともこのメールを貰った私は誠意を感じたので。)

 

 

逆にプレゼン資料なんかの文章のほうは、割りと楽チンです。

なぜなら、Face to Faceで説明できるからです。

表情や身振り手振りが与える影響が大きいため、プレゼン資料で話す言葉の言い回しは自分らしくすればいいだけなので、

内容のほうを重視できる資料になるからです。

 

 

表情が見えない文章こそ、、危険なものはありません。

LINEが日本で特に流行っているのは、日本語の言い回しが多様すぎるため、スタンプでニュアンス(感情表現)をカバーできるからだと思います。

 

しかし、ビジネスでキャラスタンプを送るわけにはいかないので、、

デジタル社会のビジネスでは、常に文章力を磨いていく必要があるな。と個人的に考える次第です。

実際に、過去30分掛けて読み手の立場に立ったメール作成の時間は、

今や1,2度読み直して、修正があれば修正して、2,3分で送信できるようになりました。

意識して続けていれば、これもスキルとして身につくものだと。

(いや、まだまだなのは自覚しておりますが。。)

 

 

 

香川照之さんのように、

素晴らしく、美しく、表現豊かな日本語の文章を扱える力”

が、今後のデジタル社会にこそ必要ではないかと、

「99.9 -刑事専門弁護士」の続編の放送を楽しみにしつつ、思う次第でした。


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