住宅会社の営業マンに聞く、ZEHの今。

公開日:2018.02.20

2、3年前から住宅を新築する際に耳にするようになったZEH(ゼッチ:※ゼロエネルギーハウスの略称)。

2018年2月20日現在、ZEH仕様は義務付けられていないそうですが、

現場での動きを地元の住宅会社の敏腕営業マンに聞いてみました。

 

ZEHとは、、、

「外皮の断熱性能等を大幅に向上させるとともに、高効率な設備システムの導入により、室内環境の質を維持しつつ大幅な省エネルギーを実現した上で、再生可能エネルギーを導入することにより、年間の一次エネルギー消費量の収支がゼロとすることを目指した住宅」

※経済産業省 資源エネルギー庁HPより

 

すごく簡単に言いますと、

「消費エネルギー」≒「創エネルギー」

要するに、家で消費する電力と家で創り出すエネルギーが、ほぼ同じもしくは、それ以上の状態になる住宅ということ。

電気を自給自足するようなイメージだそうです。

 

これらを実現するためには、

・消費エネルギーを抑えること

・創エネルギーを実現すること

が大切になってくるとのこと。

 

それでは、具体的にどうするのか??

消費エネルギーを抑える方法=住宅性能を上げること。

例えば、断熱材の性能、窓(冊子)の性能、工法など、断熱性や気密性を一定基準レベルの仕様にする必要があるそうです。

よく耳にする「高気密・高断熱」をイメージすると分かりやすいそうです。

それらを国が定めた一定の基準をクリアしている性能を確保できていることが重要だそうです。

 

一方、創エネルギーを実現することは=太陽光発電を設置すること。

現状、太陽光発電によりエネルギー(電力)を作りだすことが1番効率的だそうです。

 

これらの2つがバランス良く揃うことで、はじめてZEHが本来の力を発揮するそうです。

また、これらのバランスを適正にコントロールするために「HEMS」なども必要になってくるそうです。

 

ただ、敏腕営業マンからのワンポイントアドバイスがありました。

「太陽光発電の設置は、十分に考えた方が良いです!」

なぜなら、

「費用対効果を本当に取れるかどうかは、ケースバイケースの可能性が高い」

とのことです。

 

実際に設置施工したお客様からの生の声だそうです。

どうしても、福井では年間を通しての日照時間不足感が否めないそうです。

特に、冬季は屋根の「北側」部分にある太陽光の発電量は微々たる場合が多いとのこと。

また、家の屋根の形状にも左右されるそうですが、

屋根のどの面(方角)に太陽光を設置しているかでも年間を通しての発電量が違うそうです。

 

敏腕営業マン曰く、

「太陽光を設置するなら、基本的に南側に集中して、最大の大きさのものを設置することがポイント」

だそうです。

少しでも、面積を大きくして発電量を確保しようと思って北側にも大きな太陽光を設置するのは、おススメできないとこのでした。

太陽光発電の設置には、一般的に施工費用もあわせて約200万円~300万円ほどの予算が必要だそうです。

十分な採光を確保できても、福井の環境ではその費用の元を取れるまでに約10年近い期間がかかるそうです。

もし、北側などにも大きな太陽光を設置すると、さらに費用が掛かるため元を取るまでに、より長い期間が必要になってくるそうです。

 

もちろん、ZEHを否定しているわけではないそうです。

一定基準を満たした高性能な家づくりは、大切なことだそうです。

高性能な家づくりは、より快適な生活をする上で必要不可欠なものだそうです。

ただ、費用対効果をしっかり考えて、進めて欲しいとのことでした。

例えば、省エネ性能はしっかり確保しておいて、太陽光設置は将来的に検討することも1つの方法だそうです。

 

ZEHは、まだまだ発展進化途中。

「費用対効果」「シミュレーション」「お客様の声」などで総合的に判断した方が良いのかもしれません。

まずは、ZEHをしっかり理解している建築会社・工務店などを探すことが大切だと思います。

 

一生に一度の家づくり。

後悔しないように、しっかりと見極めご検討いただきたいと思います。