今から約2年半前、
人生何が起こるかわからないもので。
なんの前触れもなく、危うく絶命するとこでした。
幸い足首の関節骨折だけで済んだのですが、、骨折する前の状態にはもぉ戻らないなと。
なんせ、(↑赤丸注目)ボルト2本はいったままのサイボーグですから。
ボルトはもぉ(一生)抜かず、、チタンなので錆びないそうですが。
ちなみに(↑青丸注目)の腓骨は、折れたままです。この骨は折れたままほっといてもくっつくので、このままでも問題ないとのことで。
・・・
・・・
とまぁ、この状態で骨折前の状態に完璧に戻るわけがないんですが。
いまは、
生きているだけで丸儲け(さんまさんの座右の銘)
を噛みしめる次第です。
しかし、
・骨折初体験
・全身麻酔・手術初体験
・入院初体験
・車椅子、松葉杖初体験
・リハビリ初体験
・身体障害初体験
と人生の初体験を一気に味わった、約2年半前の当時を回想。
深夜0時30分ごろに救急車で病院へ搬送。
意識はあるが、自力で立てない。。そして右足がめちゃめちゃ痛い。
なぜか呼吸は荒く、酸素を体が欲している状態。
(たぶんすごい捻挫だな。捻挫で救急車とか、、恥ずかしいな。)
などと、自己分析。
病院到着。もちろん病院内へは担架で。
すぐにCTやらレントゲンやら病院内のハイテク機器をぐるぐると回る。
一応、頭から足先まですべてを検査。
途中、看護師が言い合いをはじめていることに気づき。
私「ちょっ、なにしてんすか?」
看護師「こっちのベッドに移れます?」
私「なんだ、、そんなことで、、」
よいしょ・・・
私「・・無理です。」(足に力が入らないので動けない。。)
看護師「じゃあ行きますよー せーの」
・・・女手2人で、身長180cm体重70kgの私の扱いに悪戦苦闘していて、ピリピリされていたようで。
こんな時間にすいませんと。
検査は一通り終了して、当直の先生と面談。(もちろん私は移動ベッドに横たわっている状態)
先生「頭部や腰などに異常は見られませんでした。ただ、ご自身でもお気づきだと思いますが、右足首が骨折してます。」
私「へ?骨折?捻挫じゃなくて?」
先生「はい。ずれて折れてます。」
私「ずれて折れてる!?・・・(頭真っ白)
・・・じゃあ手術ですか?」
先生「はい。でも、この時間、この時期(12月30日)ということもあり、手術の日程は明日の朝に担当医からお伝えします。」
私「・・・手術すれば、もとに戻るんですよね?」
先生「手術しても足を引きずる状態、杖をついて歩くことになるかも知れません。ただの骨折ではなく、足首関節が外れているので、元通りになるのは難しいです。」
私「え?・・・そんな。。(こんなシーン、ドラマや漫画でしかみたことないぞ、、)」
廊下のカーテンで仕切られた簡易ベッドで、朝を待つことに。
・・・
ここでようやくことの重大さに気づく。
え?仕事はどうする?
子供、家族はどうする?
ってか、まともに歩けなくなるって、、俺の今後の人生どうする?
突然の宣告に思考回路がパニック。
・・・
トイレに行きたい、、
ふとカーテンの隙間を覗くと、向こう側にトイレマークを発見!
よいしょと上体を起こし、カーテンを開けると、看護師がダッシュできて、
看護師「どうしました?痛みます?」
私「いやトイレに行きたくて、、そこにあるので、、」
看護師「ふー。トイレですか。。大きい方?」
私「いや小さい方です。」
看護師「ちょっと待っててくださいね。」
私「はい。」(車椅子かな。。松葉杖かな。。)
看護師「はい。おまたせ。」(尿瓶を渡される)
私「いやいやいやいや。そこにトイレあるじゃないですか?片足飛びでいけますって!大丈夫ですって!せめて、松葉杖で。。」
看護師「だめに決まってるでしょ!万が一倒れたらどうするんですか!松葉杖も使ったことないでしょ!コレにしてください!終わったら呼んでください。」(カーテンを閉められる)
まじか、、
カーテンの向こうには看護師の影が、、
もぉやるっきゃない。
・・・
めちゃめちゃしたいのに、なかなかでない。
横になって小をする文化がない!
・・・頑張ること数分。。
サー
看護師「出ました?」
私「出ないっす」
看護師「出たら呼んでくださいね。」
サー
さらに数分、、
・・
ふぅ。
ようやく、朝に。
担当医の挨拶とともに突然告げられる、
「今日、一回手術します。」
私「今日?・・・いや1回って?」
担当医「関節がずれてしまっているので、このままズレが進行しないように、一旦固定する手術をします。」
私「本手術はいつですか?」
担当医「いま足首がパンパンに腫れているので、この状態では手術できません。この腫れが引いてから本手術の日程を調整します。」
・・・
そして数時間後、手術室へ。
私「手術室って本当に音楽かかってるんですね。クラシックかと思ってましたが、邦楽なんすね。」
看護師「ははは。この曲知ってます?」
私「えぇ。」
担当医「下半身麻酔でいきます。意識はありますので、痛かったら言ってください。」
背中に注射を打たれる。
くっそ痛い。いままでの注射の中で一番痛い。
20〜30分して、
担当医「気持ち悪くないですか?大丈夫ですか?」
私「・・・いっそこのまま殺してください。」
というのも、
下半身素っ裸で、大の大人(女性含む)が4人ほど私の下半身部分に立っていて、
しかも自分からは胸の前のミニカーテンで、下半身は見えないという、かつて味わったことのない辱めプレイ。
看護師・担当医(私の言っている意味に気づき、爆笑)
担当医「大丈夫です。私達は慣れてますから。」
私「いや、私は初めてです。」
担当医「じゃあ始めますね。」
・・・
全く何も感じない。
麻酔ってすごいなぁ。
そして、
看護師と担当医のかたの会話と心地よい音楽とで、、
寝落ち。(そりゃ一睡もしてない上に、足の痛さも忘れたらこうなりますわ。)
・・・
そして、目覚め。
パチクリ。
足がくっそいてーーーやんけ!!!
看護師「先生ー。目覚めましたー。」
担当医「無事に手術は終わりました。部屋に戻って安静にしていてください。」
ん?足がこんなことに。。
足にすごいのが付いてんすけど!!
しかも、尿管ももれなく付けられていて、自分のものを直視できない。
な、なんじゃこりゃーーー!
ちょっと固定するだけの手術かとなめきっていました。。
うぅ。(手術しても足を引きずる状態、杖をついて歩くことになるかも知れません。)はガチだな。
と痛感。
Part.2へ続く。
コメントを残す